こんにちは!ケイです。
息子が生後1ヵ月を過ぎたあとからワンオペ育児が始まり、今年で8年目です。
辛かったり、苦労したりした経験を活かし、同じワンオペで頑張っているお父さん・お母さんへ
少しでも子育てが楽になる情報をシェアしています!
今回は、ワンオペお風呂を乗り切るためのお話しです。
ワンオペで子どもをお風呂に入れるのは、一筋縄ではいきません。
そのうえ、毎日のこと。お風呂のことを考えただけでグッタリしてしまうお父さん、お母さんも多いのではないでしょうか。
ワンオペ中のお風呂は、5つのコツを把握することで乗り切れます。
今回解説するコツはどれも当たり前のことばかりですが、コツを把握し、流れを頭の中で整理しておくことで慌ただしいお風呂時間がスムーズになるでしょう。
注意点についても記載しているので、安全で楽しいお風呂時間をつくるお役に立てると思います!
子どもがイヤイヤ期のころ、お風呂に入らなくても一瞬で体が綺麗になるマシーンが開発されることを、ひたすら願っていたわたしにも教えたいです
ワンオペ中のお風呂|5つのコツ
ワンオペ中のお風呂で把握しておきたい5つのコツは以下のとおりです。
- 事前準備をしておく
- 子どもの待機場所を確保する
- 浴室と脱衣所を暖める
- おもちゃを用意しておく
- 親の湯冷め対策をする
各コツについて、詳しく解説していきます。
コツ1.事前準備をしておこう!
お風呂からあがったあとに「タオルが足りない!」「オムツがない!」など、必要なものが足りないとバタバタしてしまいます。
そのため、お風呂に入る前に必要なものをチェックし、準備しておくことが重要です。
【脱衣所に準備しておくもの】
・タオル
・おもちゃ
【部屋に準備しておくもの】
・肌着
・服
・オムツ
・保湿クリーム
・ミルクや飲み物
・ガーゼ
ご家庭によって必要なものが異なりますので、まず、必要なものはなにかについて考えてみましょう。
コツ2.子どもの待機場所を確保しよう!
お座りが安定する前の子どもの場合、お父さん、お母さんがシャワーをする間、脱衣所で待ってもらうケースが多いです。
脱衣所に子どもを待たせる安全なスペースをつくりましょう。
とくに、寝返りができるようになってからは注意が必要です。
「まわりに物がないか」
「子どもの顔や頭がぶつかる場所がないか」
「口に入れて危険なものが落ちていないか」
子どもに安心して待ってもらえる場所を確保しましょう。
方法としては、バスタオルを広げて寝かせる、バウンサーを使用するなどがよいでしょう。
バウンサーを使用する場合は、落下防止のためベルトで固定するのを忘れないようにしてくださいね
お父さん、お母さんがシャワーをしている間は、扉を開けて子どもから見える状態をつくるようにすると子どもが安心できます。
コツ3.浴室と脱衣所を暖めよう!
子どもと親の両方が風邪をひかないように、事前に浴室と脱衣所を暖めておきましょう。
お父さん、お母さんがシャワーをしている間、子どもを脱衣所に待たせておくことになります。
脱衣所が寒ければ、子どもは体調を崩してしまうかもしれません。
また、お風呂上り子どもに服を着せている間、親の体も冷えてしまい風邪を引いてしまう可能性があります。
ワンオペで体調を崩しても、代わりはいません(涙)子どもの体調管理も大切ですが、親の健康も同じくらい重要です!!
洗面所に置ける小型のヒーター設置がおすすめです。
ヒーターを選ぶ際は、子どもが誤って触ってしまわぬようチャイルドロック機能や転倒自動機能オフ機能がついたものを選ぶとよいでしょう。
コツ4.子どもの気をひくおもちゃを用意しよう!
おもちゃは、子どもをお風呂に入れるための救世主!
お風呂を嫌がる子どもの誘導や、親がシャワーをしている間の場つなぎなど、お父さんお母さんの大きな助けになってくれます。
おもちゃを選ぶときは、月齢や年齢に合ったものを選ぶようにしましょう。
なんでも口に入れてしまうころは、誤飲に注意が必要なため、大きくて部品が取れないようなおもちゃを選ぶ必要があります。
天然ゴム素材のお風呂用おもちゃは、子どもがつかみやすく安全性も高いのでおすすめです。
年齢があがってくると、小さなバケツやジョウロや、金魚すくいなどおもちゃのバリエーションが広がります。
子どもが2歳から3歳くらいのころは、ダイソーの「水でふくらむスポンジ」が大活躍でした!
「水でふくらむスポンジ」は、水で溶けるカプセルの中にスポンジが入っている商品です。
お湯を入れた洗面器の中にカプセルを入れて少し待つと、スポンジが広がり動物や野菜など形が現れるので子どもが大喜びでした。
カプセルを見せると喜んでお風呂へ向かってくれ、さらに、動物や野菜の名前も覚えることもできる一石二鳥ともいえる商品。
さらに、100円で12個入なのでコスパがよい点も大助かりでした。
ワンオペお風呂の救世主ともいえるおもちゃですが、カビや水アカが出てしまう点には注意が必要です。
水切れのよいネットに入れて、乾燥させるようにするとよいでしょう。
コツ5.親も湯冷めしないよう対策をしよう!
パパママが風邪をひかないよう、バスローブがあると便利。
バスローブをすぐに羽織れば体を冷やさずに、子どものお世話ができます。
さらに、濡れた体に羽織るとバスローブが水分を拭きとってくれるので、体を拭く手間もはぶけます。
髪の長い人であれば、ヘアドライタオルもあるとよいでしょう。ヘアドライタオルも、バスローブと同じく髪の水分を吸い取ってくれることにより、ドライヤー時間の短縮が可能です。
お風呂上りもなかなか自分の時間が取れないお父さんお母さんにとって、時間が短縮できるのは嬉しいポイントですね
ワンオペお風呂洗う順序と正しい洗い方
ワンオペお風呂のコツを知ったあとは、洗う順序と正しい洗い方について理解を深めましょう。
ワンオペお風呂の実践編といったところですね!
洗う順序
※先に親の髪の毛と体を洗う(この間子どもは脱衣所で待機)
順序1.かけ湯をして浴槽で温まる
順序2.頭を洗う
順序3.顔と体を洗う
順序4.最後にもう一度浴槽で温まる
正しい洗い方
頭の洗い方
まず、頭を濡らします。
シャンプーをしっかりと泡を泡立ててから頭にのせます。
爪をたてずに指の腹でやさしく頭皮を洗いましょう。
最後にぬるま湯で泡を洗い流します。
このとき、すすぎ残しがないよう念入りに洗い流してくださいね。
首すわり前の赤ちゃんの場合、片手で首を抑える必要がありますよね。筆者はそれで腱鞘炎になりました…。
バスチェアを使用するとお母さんの腕の負担を軽減できるのでおすすめです。
体の洗い方
体を洗うときも頭と同じく、ボディソープをしっかり泡立ててから洗いましょう。
上から下へと順に洗っていきます。
脇や足のつけねに洗い残しがないように気をつけてくださいね。
赤ちゃんの場合は、しわに汚れがたまっているのでしわもしっかり洗ってあげましょう。
体を洗うときはスポンジよりも手で洗うほうが刺激が少ないのでおすすめです。
お風呂後のケア
子どもの肌を乾燥から守るために、お風呂上りはできるだけ早く保湿をします。
ベビーローションや乳液、ワセリンなどの保湿剤を着替えと一緒に用意しておきましょう。
使用前は子どもの肌に合うかチェックしておくと安心ですね。
筆者は子どもに保湿剤を塗った手を自分の体にも塗りたくっています!
保湿剤は片手で出せるポンプタイプがおすすめです。
ワンオペでお風呂に入れるときの注意点
本来、お風呂はリラックスできる場所。
しかし、小さな子どもと一緒に入るときには思わぬ事故につながってしまうことがあります。
親と子どもの両方が笑顔でお風呂時間を過ごすために、ワンオペでお風呂に入れるときの注意点についても把握しておきましょう。
注意点は、次の5つです。
- 期限の悪い時間を避ける
- お湯の温度に気をつける
- 子どもから目を離さない
- 転倒に注意する
- 無理をしてお風呂に入らない
各注意点について、詳しく見ていきましょう。
注意点1.機嫌の悪い時間を避ける
子どもの機嫌が悪いときに無理にお風呂にいれると、お風呂嫌いになってしまう可能性があります。
子どもがお風呂嫌いになってしまうとお風呂への誘導に苦労するようになるので、子どもの機嫌が悪いときはお風呂に入れるのを避けるようにしましょう。
そうは言っても、お風呂に入れる時間を変えたくないと思うお父さんお母さんもいらっしゃいますよね。
そのようなときは、子どもの気を引くバス用おもちゃを用意しておくとよいでしょう。
百均でお風呂で遊べそうなおもちゃをいくつかキープしていました!
うちの息子は、おもちゃを見せると8割ほどはすんなりお風呂にはいってくれました。しかし、眠さの限界で大泣きしているときには通用せず……。諦めてそのまま寝かせたこともあります。
注意点2.:お湯の温度に気をつける
お湯の温度は38℃~39℃、お湯につかる時間は5分を目安にするのがおすすめです。
子どもは大人よりものぼせやすいため、お湯の温度管理に気をつけなければなりません。
熱すぎるお風呂に長時間入っていると、脱水症状を起こすリスクもあります。
親にとって適温と感じる温度は、子どもにとって熱すぎる場合があることを覚えておきましょう。
小学生でも40℃以内の温度設定がおすすめです
注意点3.子どもから目を離さない
お風呂では、溺水や転倒など予期せぬ事故につながる可能性があるため、子どもから目を離さないことが重要です。
状況によっては、子どもを浴槽内に入れている間に親が自分の身体を洗ったり、下の子を洗ったりということもあるのではないでしょうか。
子どもだけを浴槽内に入れる場合は、お湯の量を少なめにし、常に目を離さないようにしましょう。
また、待機場所でハイローチェアやバウンサーに赤ちゃんを寝かせる場合は、転げ落ちることのないようベルトの締め忘れにも注意が必要です。
注意点4.転倒に注意する
浴室内は滑りやすいため、子どもが転倒しないよう注意が必要です。
浴室用マットを使用するとよいでしょう。
床に敷くタイプのマットは、転倒防止に役立つだけではなく、床の冷たさからも子どもを守ってくれますよ。
浴槽内に敷くタイプのマットは、吸盤のついたタイプが一般的です。
滑り止めがついているので、子どもの転倒を防いでくれるでしょう。
また、赤ちゃんを抱っこしたパパママの転倒にも要注意です。
お風呂を出てから、リビングまでの行程に障害物になっているものがないかチェックしておくとよいでしょう。
注意点5.無理をしてお風呂に入らない
子どもの機嫌や体調が悪いとき、お父さんお母さんの体調がすぐれないときなどお風呂に入らないと言う選択肢もあります。
お風呂は体を清潔に保ったり、1日の流れをつくるために重要な役割を担っていますが、1日入らなくても問題ありません。
それよりも、お父さんお母さんがきついと感じたときは「お風呂をお休みする日」にして、お風呂にかかる時間と労力をお子さんと笑顔で過ごしてみてはいかがでしょうか。
「お風呂は必ず入るもの!」「入らなければならないもの!」と思わなくてもよいのかもしれませんね
ワンオペお風呂万が一のときのリスクや予防策
悲しいことに子どもがお風呂で溺れてしまう事故は少なくありません。
1歳までの小さな子どもは数センチの水でも溺れてしまうリスクが高いため、とくに注意が必要です。
子どもが浴室内で溺れるリスクを避けるために覚えておきたい予防策を紹介します。
予防策1.浴室内に子どもを一人にしない
子どもとお風呂に入っているときに、子どもを残したまま浴室を離れるのは避けましょう。
兄弟を呼びに行く、忘れ物を取りに行くなどで浴室から出なければならない状況のときもあります。
しかし、「ほんの一瞬だから大丈夫だろう」と目を離したときに事故は起きるのです。
やむを得ず浴室を離れるときは、子どもも一緒に連れていく、脱衣所で待っててもらうなど子どもの安全に留意しましょう。
また、脱衣所で待ってもらう場合は、勝手に浴室内に入らないよう鍵をかけたり、ガードをつけたりするのを忘れないようにしてくださいね。
予防策2.親が洗髪中は子どもを浴槽から出す
親の洗髪中も注意しなければなりません。
子どもは音をたてず静かに溺れるため、「すぐそばにいるから大丈夫」と思わず、洗髪中は子どもを浴槽から出すようにしましょう。
赤ちゃん用の首に装着する浮き輪による事故も起きています。
赤ちゃんがご機嫌に浮き輪で泳いでいるうちに洗髪したくなりますが、浮き輪装着中は絶対に赤ちゃんから目を離さないようにしましょう。
我が家も使用したことがあります。気持ちよさそうに泳ぐ姿はとてもかわいらしいのですが、水の中にずり落ちてしまう事件も起きているので注意が必要です!
予防策3.子どもだけでお風呂に入れない
小さな子どもだけでお風呂に入れないようにしましょう。
「音が聞こえる場所にいるから、溺れたらすぐに助けられる」は大きな間違いです。
子どもは音もなく静かに溺れる場合があります。
子どもがある程度大きくなるまで、子どもだけの入浴は避けたほうが安全です。
家庭により異なりますが、小学校低学年ごろからひとりでお風呂に入るパターンが多いようです。息子も小学一年生になってからひとりで入るようになりました。
ひとりでお風呂に入る前に、お風呂では溺れたり転倒したりする危険があることを教えておくとよいかもしれませんね。
予防策4.浴槽の水を抜く
お風呂のあとは浴槽の水を抜いて、浴槽・洗面器などに水がない状態にしておきましょう。
子どもがひとりで浴室へ行き、浴槽内に転落、溺れてしまう事故が多発しています。
小さな子どもは数センチの水でも溺れてしまうため、浴室内に水を残さないことが重要です。
洗濯機の水にも要注意です!
予防策5.子どもが浴室に入れないようにしておく
浴室の施錠やベビーガードの設置などで、子どもが浴室に入れないように徹底しましょう。
「予防策4.浴槽の水を抜く」でも記載しましたが、子どもは数センチの水でも溺れてしまいます。
溺れるリスクが高い浴室に子どもを入れないようにすることが、子どもを守ることにつながります。
万が一の緊急対処方法
想像したくないことですが、万が一子どもが溺れてしまったときに知っておきたい対処方法を紹介します。
意識がある場合
バスタオルで体を包み様子をみます。子どもが落ち着いたあと、受診しましょう。
寝かせるときは、吐物を詰まらせることを防ぐために回復体位をとります。
回復体位とは横向きで寝かせた体位のことです。
下側の腕をまっすぐに伸ばし、上側の膝を90度に曲げます。また、気道を確保するため、下あごを前に出します。
詳しくは、「赤十字社の回復体位」をご覧ください。
意識がない場合
まず、救急車を呼びます。救急車が来るまで、心肺蘇生をおこないましょう。
心肺蘇生法は、「赤十字社の心肺蘇生」にて詳しく解説されています。後半部分には、「子どもに対する心肺蘇生」の注意点も記載されているのでぜひ一読ください。
また、吐いた水が気道を塞いでしまう恐れがあるため、無理に水を吐かせる必要はありません。
筆者も心肺蘇生法を再確認しました!どのくらいの速さで胸骨圧迫をおこなうのかストップウォッチで測ってみるとよいですね。
まとめ
ワンオペでのお風呂は、5つのコツを知っておくことでスムーズにおこなえる可能性が高まるでしょう。
- 事前準備をしておく
- 子どもの待機場所を確保する
- 浴室と脱衣所を暖める
- おもちゃを用意しておく
- 親の湯冷め対策をする
毎日、ワンオペでお子様をお風呂に入れているお父さんお母さんが少しでも楽になれるよう応援しています!
(余談)息子は、小学二年生からひとりで入るようになり、一緒に入る機会がグッと減りました。ちょっぴり寂しさも感じているわたしです
こちらの記事では、ワンオペお風呂の時短スキンケアについて紹介しています。
お風呂上りにスキンケアをする時間のないお母さん必見です!
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